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【トレアソ】東京都内・国立公園内の登山道の補修・再生活動を始めました 【トレアソ】東京都内・国立公園内の登山道の補修・再生活動を始めました

(秩父多摩甲斐Nationalpark Trail AssociationのFBより)

こんにちは、ジンケンです。
現在取り組んでいる活動をご報告。

半年ほど前から、東京都環境局と連携して、アウトドア関連・自然公園関連の有志で東京都内・国立公園内の登山道の補修・再生活動に取り組んでいます。

「国立公園内の主要な登山道は公道なんだから、管理や補修は国や自治体がやるべきで、市民は利用者として使うだけでしょ・・・?」

いえいえ、今、あらゆる公共空間でその維持のための活動や利用のあり方を官民が連携して一緒に考え取り組んでいこうという大きな流れがあります。
単にリソース不足で大変な行政を助けるというだけでなく、市民にとってはそうした公共性のある活動への参加そのものがやりがいのある価値ある体験となりますし、自然に対する向き合い方や意識がが大きく変わってきた今では、「ただ道を直す」「整える」のではなく、傷んだ箇所がより自然に近い形で再生し、山が本当の意味で未来につながっていくようにという根源的な関心も高まっています。

それは、かつて市民が行政に丸投げしてしまった公共空間の維持管理のための活動を、もう一度自分たちのものとして手を動かし足を動かすことで自治的な感覚(自分たちが楽しむフィールドを自分たちで維持し、より良くしていこうという主体性)を取り戻すことです。

そして、それは楽しい。

そう、我々も国立公園内の登山道整備をやってみてまず感じるのは、傷んだトレイルが自分たちの手で目の前で良くなっていくのを体感できるのはとにかく楽しい!ということ。

利用者の多い東京の国立公園内の公道(登山道)を実際に直せるというのは(地権者さんとの調整など諸々の準備に東京都が行政として力を尽くしてくれることも含めて)非常に貴重な経験です。

先日 秋川渓谷に遊びに来てくれた登山家の花谷さんの「北杜山守隊」をはじめ、いま市民や民間事業者が参加する登山道整備の活動は登山・アウトドアの領域で全国的な一大ムーブメントとも言えるほど関心が高まっています。

ポイントは、マイナスをゼロに近づけるだけでなく、道の補修を契機として、その周辺の環境をより良く(プラスに)変えていこうとする試みであるということ。

山に関わるリジェネラティブな活動としての、登山道整備の可能性に、ワクワクしています!

「東京の裏山」秩父多摩甲斐国立公園エリアで、多くの人が関わることができる登山道整備/再生の形を、「秩父多摩甲斐国立公園トレイルアソシエーション(トレアソ)」として模索しつつ作っていきます。
今後の展開をお楽しみに!

(みんな!近々、時期が来たら「さぁ!この指とーまれっ!」て言うから、待っててね!)