2022/08/05

執筆者:管理者

【平日えんちゃん奮闘記③】 

※2022年7月から東京裏山ベースの平日担当として店に立つことになった「えんちゃん」の奮闘記を不定期更新でお送りします。


平日限定「夏のトマトポークカレー」 玉ねぎを褐色になるまで根気よく炒め、いくつかのスパイスを加えて、完熟トマトと一緒に煮込むのは当たり前。ベースのカレーは、ニンニク、ショウガ、レーズン、キュウリの酢漬けなど多彩な隠し味や香りづけを入れ込んでいるのが特徴です。 それらはみじん切りにしているので、カレーの中に残った白や緑色の小さな粒を、「これ何だろう」と想像してみるのも一興かも。もちろんそんなことは考えず、香り豊かなベースの夏カレーをもりもり食べてほしい。そんな願いを込めてスタッフが長時間かけて丁寧に仕込んでいます。

「お食事メニューとしてカレー“でも”出そうかと考えています」。7月から平日担当としてベースで働くことが決まり、オーナーのジンケンさんに申し出た。「いいね」とジンケンさんは賛同してくれた。

 東京裏山ベースではコーヒーやビールなどの飲み物、菓子類などを提供し、6月時点でごはんものはなかった。早速、自宅でカレーの試作を始めた。スマホでレシピを見ながら玉ねぎをいため、たくさんのスパイスでできたカレー粉を使ってチキンカレーを作ってみた。カレー粉は、カレールウとは違い、塩加減やとろみは自分で付けなければならない。そのレシピは意外と簡単で、妻も「おいしい」と言って食べてくれた。

 ただ「これでお金を取れるかな?」と妻は首をかしげる。そこからカレーとの格闘が始まった。次は夏野菜をふんだんに使ったカレーを作ってみようと、アスパラガスやナスなどを入れてみた。すると野菜から出る水分のせいか、とろみがなかなかつかない。妻は「まずい」と手厳しい。

 6月下旬から料理教室に通い始め、基本から勉強することにした。選んだ6回コースの初回は肉じゃがの予定だったが、市販のルーとは一味違う本格的なカレーを家族に振舞いたいと入会時に先生に頼み、料理の順番を変えてもらった。 玉ねぎを切り、みじん切りにしたショウガやニンニクと一緒に飴色になるまで炒める。よく言われることだが、カレーづくりの決め手は玉ねぎだと実感した。さまざまのスパイスなどを加え、スープとともにパセリやローリエなどの香草の束を入れて煮込む。たまたまその日は先生とマンツーマンで多くのことを教わった。

 7月の平日営業開始後も仕事の合間や休みの日にカレーづくりを続けた。味が安定してきたので、ジンケンさんや一部のお客さんに試食してもらったうえで下旬から店で提供を始めた。

 提供前には「食事できる?」と店をのぞく人もいて、結構いけるのでは期待していた。だが最初の一週間の注文は数えるほどだった。

 「カレー、はじめました」という看板は出したものの、ベースのカレー提供はまだ知られておらず、勝負はこれからだ。カレーは奥が深い。6月に「カレー“でも”」などと軽口をたたいたことを反省しつつ、味の向上に努めていきたい。

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