2022/07/13

執筆者:管理者

【平日えんちゃん奮闘記①】

※2022年7月から東京裏山ベースの平日担当として店に立つことになった「えんちゃん」の奮闘記を不定期更新でお送りします。


 7月4日から東京裏山ベースの「平日担当」スタッフになった。1日おき、あるいは数時間おきに楽しいと思ったり、気持ちが沈んだり。浮き沈みが激しい一週間だった。

 初日の4日は、若者2人に自転車を貸し出したあと、お客さんが入らない。平日限定メニューのために、前日までに調理器具や食器を買いそろえ、島根から取り寄せた酢に漬け込んだピクルスや山形産のサラミなどの食材を準備し、意気揚々と店に入ったのに・・・。マニュアルを見ながらコーヒーやカフェラテを作り、タブレットの「エアレジ」を操作してみる。 実践練習をしながら自分が飲むのだから、お金を支払うのは自分だ。業務委託契約では、売りあげの何割かはいずれ自分に戻るので「ま、いいか」と、自分がいれたお茶を飲む。現金支払いでも、カードでも、何とかペイでもこの薄い機械一つで対応できる。様々なデータ管理もでき、「大したもんだな」と関心する。

 お昼を過ぎた。休憩もとれるが、自転車を借りた男性2人組が戻ってくるかもしれない。飲食をするお客さんが来るかもしれない。店を空けるわけにはいかない。

 仕入れたソーセージをフライパンで焼き、レンジで蒸したトウモロコシとじゃがいもをキッチンでつまんで昼食にした。「うまいじゃないか」「ビールやワインと一緒に食ったら最高なのに」。 心のなかでつぶやきながらお客さんを待つ。午後3時過ぎ、中高年の女性が「コーヒーをいただけるかしら」。「いらっしゃいませ」となれないレジでお代をいただき、お客さんに出す最初のコーヒーを入れる。席にお持ちすると「ここから五日市駅を眺めるのが好きなの。平日も開けてくれてうれしいわ」。

 なんてうれしいことを言ってくれるのだろう。ほどなくして知り合いの女性が合流。2人並んでベースのコーヒーを楽しんでくれた。

 初日は、残念なことに私が用意した平日メニューは一つも出なかった。ワイン、ソーセージ、ゆでトウモロコシ、チーズ&サラミ、ピクルス。

 5日以降も、「以前からこの店が気になっていた」と訪ねてくれた新社会人の若い女性、山歩きの後にビールで打ち上げをしてくれたシニア世代のグループ・・・。うれしいことがあった半面、お客さんがほとんど入らず意気消沈する日もあった。 しばらく、自分が用意したトウモロコシとジャガイモとピクルスをお昼に食べる日が続くかもしれない。フードロスはなくしたいから。何とかお客さんに食べてもらえるように工夫していこう。

(写真はオーナーの娘さんが書いてくれたネーム)